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【就活・業界分析】化学業界分析 化学業界とは?

【就活・業界研究】化学業界分析

当記事は就活生・化学業界へ転職を考えている方・化学業界に興味がある方などを対象に化学業界がどのような業界なのかを紹介する、業界分析の記事になります。

化学業界は製品が多種多様・製造業との境界が曖昧などの理由から実態がつかみにくいです。

就活生にはこの記事を見て、一体化学業界とはどのような業界で、どんな企業が存在するのかについて解説していきたいと思います。

それでは早速本題へと入っていきましょう!

化学業界とは

シルフク君
シルフク君
今回は化学業界についてですね!
そうじゃぞ!
化学業界はいろんな産業を支えていて工業や家庭用品つながりが深いぞ
ナビフク先生
ナビフク先生
う~ん、
でもどんなことをしているのかあんまり知らないなぁ。。。
心配しなくてもこれから化学業界について解説しよう!

化学業界とは?

始めに本記事では化学業界とは「化学製品を主に取り扱っている会社で構成されてた業界」とします。

化学業界についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

身近な化学製品といえばトイレタリーや化粧品ですね。それらを販売する会社はBtoCの企業である花王やライオン、P&Gなどです。

そのほか材料系や素材系を取り扱う会社や、石油製品を取り扱う会社や、医薬品を取り扱う会社、、、、と非常に多種多様の製品を扱っています。

このことからもわかるように化学業界は非常に幅広く全体像がつかみにくくなっています。

業界規模

業界規模はどのようになっているのでしょうか。

業界動向SEARCH.COMによると化学業界の規模は以下のようになっています。

業界規模32.7兆円
伸び率+3.8%
利益率+5.3%
平均年収656万円

注意が必要なのは、あくまでも業界動向SEARCH.COMの基準の化学業界の規模という点です。

しかし、全体的な傾向は上記のようになっており、非常に業界の規模は大きいことが分かります。

化学業界内の区分

化学業界の中で、会社は3つに区分されます。

  • 川上

原油や天然ガスを精製してエチレン・ナフサ・ベンゼンといった基礎製品を製造しています。

B to Bの企業です。

大量供給・価格コストを削減することから、大規模なプラントや大掛かりな設備が必要になり大企業が多いです。

具体的には、三菱ケミカルホールディングス・住友化学・三井化学などといった財閥系の様々な企業とつながりのある大企業が川上と呼ばれる区分に属しています。

それら企業は総合化学メーカーとも呼ばれています。

  • 川中

基礎製品を原料としてポリエチレンやポリスチレンなどのプラスチック、合成繊維や合成ゴムなどの中間製品などを製造しています。

B to Bの企業です。

  • 川下

中間製品から最終化学品製品を製造しています。

B to C 又は B to Bの企業です。

 

製品の製造工程が川の流れのように行われることから、このように3区分されています。

川上の企業で原油・天然ガスなどからエチレン・ナフサ・ベンゼンなどの簡単な基礎製品を作って、川中の企業では基礎製品からポリエチレンなどの素材に加工して、最後に川下の企業で素材を用いてサランラップやタッパーのような最終化学品製品を製造しています。

 

区分の企業の特徴

川上

川上の企業は前の章でも説明した通り、大企業が多く総合化学メーカーと呼ばれます。

総合化学メーカーは近年、伝統的な石油化学事業の上流基幹設備のエチレンプラントの能力削減を進めています。

製造業の海外移転などで内需が細り、上流設備が過剰になってきたためです。

その一方で、付加価値の高い機能素材・材料分野の強化に力を注いでいます。

川上から川中へ移行しつつあるのが現状です。

川中

川上の企業から仕入れた材料に機能を付加して川下の企業に販売することで利益を得ています。

製造した機能を付加した素材は機能素材と呼ばれ、高い価格で取引されることもあります。

そのため、川中企業は売り上げに対する利益が高く、高利益率な傾向です。

自社にしか作れない高度なものを作れる技術力が川中素材メーカーの特徴であり強みです。

川下

川下の区分に属す企業は、ほかの化学業界の企業と違い消費者向けの商品を製造しています。

そのため、お客のニーズに合わせた商品開発をする必要があります。

よくCMや広告を出して消費者に対してアプローチしている企業が多いイメージですね。

さらにお客のニーズを知るための調査やブランド力をアピールするためにマーケティングが欠かせません。

代表的な企業の紹介

総合化学

総合化学メーカーは近年、伝統的な石油化学事業の上流基幹設備のエチレンプラントの能力削減を進めています。

その一方で、付加価値の高い機能素材・材料分野の強化に力を注いでいます。

三菱ケミカルホールディングス

国内最大手の総合化学グループを束ねる持ち株会社。傘下の三菱ケミカル・田辺三菱製薬・大陽日酸の3社を1社に集約。

上流の石化基礎品から電子材料まで手掛ける三菱化学・高機能フィルムに強い三菱樹脂・炭素繊維複合材やアクリル樹脂や原材料が主力の三菱レイヨンが合併し単一企業としても国内ダントツ規模に。

売り上げ3兆3760億円
純利益1562億円
グループ従業員数6万9291人

住友化学

国内2位。石油化学は海外での事業展開に軸足を置いている。農薬は国内勢首位、電子材料にも強い。

売り上げ1兆9542億円
純利益1343億円
連結従業員数3万2536人

三井化学

石油化学の構造改革が進められています。自動車用樹脂・メガネレンズ材料・不織布などの高機能材料を拡大しています。

売り上げ1兆2122億円
純利益1021億円
連結従業員数1万3423人

東ソー

石油化学・塩化ビニルの兼業。塩化ビニル生産量はアジア3位。バイオサイエンス・排気ガス触媒・歯科材料なども手掛けている。

売り上げ7430億円
純利益1112億円

旭化成

石油化学・高機能樹脂・電池材料・医薬品などを手掛けている。四日市のエチレン生産設備は三菱ケミカルと統合。

売り上げ8420億円
純利益875億円

繊維

繊維産業において圧倒的存在感を示すのは中国です。

しかし、独自性を有する商材はグローバルでも強みを示している。

  • 化学繊維発祥

東レ

炭素繊維世界トップ。水処理も強い。ユニクロに機能性肌着を供給している。

売り上げ2兆0264億円
営業利益1468億円

クラレ

ポバールやエバールなど機能性樹脂で高い競争力

売り上げ4851億円
営業利益678億円
  • 綿紡績発祥

日清紡HD

自動車ブレーキ摩擦材は世界トップ

売り上げ5272億円
営業利益48億円

ガラス

ガラスの国内需要は1990年をピークに減少傾向が続く。

国内ガラスメーカーは生産設備である溶融窯を停止するなど生産調整を続けてきたが、依然として供給過剰。

日本板硝子

国内唯一のガラス専業メーカー。薄膜太陽電池モジュールやタッチパネルなどを新用途として開拓中。

売り上げ5807億円
純利益56億円

AGC(旭硝子)

液晶パネル用ガラス基板で推定世界シェア25%。

建築・自動車用でも世界首位級。クロールアルカリやフッ素系の化学品事業を第2の柱に育成。

独自の製造技術を研ぎ澄まし、超薄型の化学強化ガラスで差別化。

売り上げ1兆2825億円
純利益474億円

化粧品

資生堂

国内首位級。大型ブランドに集中投資。国内は高価格帯を中心に訪日客消費が好調。

売り上げ8503億円
営業利益367億円

花王

ソフィーナを中心に複数ブランドを展開。カネボウとの合算で国内シェア首位級。

部門売り上げ6016億円
部門営業利益510億円

トイレタリー

健康・清潔志向がさらに加速。高付加価値品が好調。

花王

国内首位。販社が強み。2006年にカネボウ化粧品を買収し化粧品にも注力。

ヘルシアなどの機能性飲料も手掛ける。

売り上げ1兆4576億円
純利益1265億円

ユニ・チャーム

紙おむつ・生理用品で国内首位級。新興国をはじめ、海外に強い。

部門売り上げ6190億円
部門利益725億円

LION

口腔ケア国内首位。

売り上げ3956億円
部門利益245億円

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事では化学業界の全体的な説明と企業の区分を紹介し、代表的な企業も簡単に紹介しました。

化学業界(化学製品を主に取り扱っている会社で構成されてた業界)は非常に幅広く、就活の際にはさらに一歩踏み込んで調べると思いますが、まずこの記事を見て全体の様子を想像できたら幸いです。

 

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